多汗症の治療の一環として、ボトックス注射を行うと言う方法があります。
ボトックス注射は、美容目的で使用される事もあるものですが、多汗症の治療の為にも良く用いられるものでもあります。
ボトックス注射はどれほどの効果が期待できるのでしょうか。
ボトックス注射とは?
ボトックス注射とは、ボトックスと呼ばれるたんぱく質を注射する事を言います。
ボトックスとは、ボツリヌス菌由来の神経毒素複合体の中から、A型と言う血清型毒素だけを精製して取り出し、アメリカの食品医薬品局で正式に認可されている医薬品でもあります。
このボトックスを脇の下に直接注射するだけの治療方法です。
ボトックス注射の効果とは
ボトックス注射をする事により、エクリン汗腺に発汗をさせないようにする効果があり、具体的には交感神経が発汗せよと言う命令を出す働きをブロックさせる効果が期待出来ます。
1回の治療で多汗症が永久的に改善すると言う効果は無く、1年に多くても2回程度ボトックス注射をする事で効果を維持する事が出来ると言われています。
ボトックス注射にかかる時間等
ボトックス注射は非常に簡単で、入院の必要はありません。
例えば、会社帰りや昼休みの時間帯等を利用してボトックス注射をしてもらう事が出来るほど手軽な治療法です。
およそ、治療時間は長くても10分程度で、それこそ買い物帰りにちょっと、と言う感覚で行う事が出来ます。
ボトックス注射が出来る場所
美容皮膚科や皮膚科等で取り扱いがあれば簡単に治療を受ける事が出来ます。
美容目的でボトックス注射をする方もいますので、美容皮膚科等では比較的相談しやすいと思います。
皮膚科でも大きなクリニックであれば相談に応じてくれると思います。
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